大学生時代に、原宿牛角(焼肉店)のホールスタッフのアルバイトを約1年していました。
■ 東京の焼き肉店でのアルバイト内容
仕事内容は本当に様々でした。
ホールスタッフと言えど、他の飲食店と比較するとする仕事の数が全く違います。
まず、開店前のお店の掃除から始まります。
飲食店ですので、机の上はもちろん掃除機や足元のコロコロ、
窓ふきやトイレ掃除、箸入れやつまようじ入れの上まで念入りに掃除をします。
その後には、焼く網の設置や予約席の皿や箸を並べることとタレのセット、
突き出しとして出すサラダの盛り付け作業や予約状況の確認作業を行います。
時間が余ればPOP作りや外の草むしりなども行います。
開店してからは、お客様の誘導や会計、料理・ドリンクの提供はもちろん、
網の交換や時にはお客様の代わりにお肉を焼いたりビビンバをかき混ぜたりと様々な業務を行います。
焼肉の皿は大きめのものが多いので、空けばすぐに下げ、食器洗いも行います。
平日は1テーブルを使いまわすことはないのですが、
土日となると回転数も上がるため、
お客様が帰られてからは次のお客様を早く誘導するために、
時間との勝負となるのでなかなか大変だと思います。
閉店してからは、店の掃除と網の片づけ、焼く装置の清掃、
グラス洗いや次の日の予約の準備などの作業があります。
レジ閉めの人と片付けの人と分かれる形ですね。
それらが全て終わって、看板類を片付けて全てが終了となり、
まかないを食べて帰るというスケジュールです。
● 焼肉屋でホールスタッフのアルバイトをするメリット
・接客業ですのでコミュニケーション能力は上がります。焼肉店ではアルコールの提供も多いので、酔っぱらったお客様に絡まれることも多いのですが、うまくかわす方法やクレームがあった際の対応なども学ぶことができます。
・毎日忙しいため、その中でいかに効率的に仕事をするか、どう仕事を組立ていくかなど自分で考えながら働くことができるようになります。社会人になってから「自分で考えて工夫して仕事ができる」と上司に褒められたことがあるのですが、このアルバイトでこのあとはこの仕事をしておいた方が効率的だといった組立方を学んだからだと思っています。
・まかないが美味しいのもメリットです。ビビンバやチヂミなどはもちろん、焼肉がまかないのこともあるのでいつも仕事終わりが楽しみです。
・ハードな仕事なので体力がつきました。お皿なども重いですし、ジョッキを4つ持って移動したりするので腕にも筋肉がつき、歩き回るので足にも筋肉がつき、まかないでは動物性たんぱく質をしっかりとるのでバランスの良い体育会系のスタイルになりました。友人からも痩せたかどうかよく聞かれましたね。
・お客様にメニューや食べ方、焼き方を紹介することも多いので国語力が身に付きます。自分では分かっていなかった間違った敬語も気付くことができましたし、言葉遣いも綺麗になったと褒められました。
・職業病なのか、他の飲食店に行ったときに良い接客を見つけると自分でも実践してみようという向上心を持つことができました。
・髪色や化粧、ピアスなどには寛容的で、外見は比較的自由にすることができました。
・夜の仕事なので、時給が1000円以上など高めの設定です。また、1日5・6時間などの勤務体制なので土日だけでもしっかりと稼ぐことができます。
● 焼肉屋でホールスタッフのアルバイトをするデメリット
・働いていると髪や服に匂いがついてしまうので、それが嫌な方にはお勧めできません。
・掃除などで油染みがユニフォームによくできるので、毎日洗濯していかないといけないのが面倒でした。また、洗濯してもなかなかとれないので何度も洗濯したり洗剤を変えたりと苦労しました。
・夜の仕事になるので、帰りが遅くなってしまうことが多くあります。
・飲食店なのでもちろんネイルアートなどは無理です。
● 焼肉屋でホールスタッフのアルバイトに向いている人
・食べることが好きな人や美味しいものに興味がある人
・人と接することが好きな人
・土日だけでもしっかりと稼ぎたい人
・体育会系の部活動に所属していた人
・アウトドアな趣味がある人
・明るく声が大きい人